雲南河野教大農業科技有限公司

雲南河野教大農業科技有限公司は、2005年10月に株式会社 河野メリクロンを中心とした中国、アメリカの国際合弁企業として発足しました。

中国は、近年のめざましい経済発展とともに花の消費も急拡大しております。これに伴い国内はもとより世界各国から中国の花卉市場への投資が盛んになってきております。中でもシンビジウムは古代孔子の時代から「大花恵蘭」と呼ばれて高貴な園芸植物として敬われ、現在も高級贈答品としてその市場規模は急拡大しております。

雲南省は中国では気候条件がシンビジウムに最も適した地域であり、ここに世界でもトップクラスを誇る株式会社 河野メリクロンのシンビジウム品種群と栽培技術の総力を結集して最高級シンビジウムの開花鉢生産と国内生産者向けに種苗の販売を行っています。

また、雲南省は学術的に世界でも稀に見る植物遺伝資源の宝庫として有名で、シンビジウム以外でも今後園芸分野での研究事業により新たな展開が期待できます。

中国国民にシンビジウムの素晴らしさを紹介し、潤いある豊かな暮らしの実現と中国花卉産業の更なる発展に励んでまいります。

会社概要

社名 雲南河野教大農業科技有限公司(通称:河野教大)
Yunnan Kawano Kyodai Agri-Tech Co.,Ltd.
所在地 本社・農場: 中国雲南省昆明市嵩明県小街鎮雲南省花卉示範園内
登録資本金 1,690万人民元(約2億3千万円)
事業内容 中国国内向け洋らん(シンビジウム)高級鉢物の生産、洋らん苗および関連資材の販売
董事長 河野圭佑
総経理 桜間智彦
従業員 17名
敷地総面積 66,000m²
施設総面積 46,000m²

中国雲南省について

中国の南西部に位置する雲南省は、人口4,000万人、国土約39万m² (ほぼ日本全国土と同じ広さ)で、南はベトナムやラオス、西はミャンマーと長い国境線を有しています。大変特徴的で多様な地形や気候風土を持ち、標高差は最低海抜100m前後から6,000m以上まで、と実に約6,000mもあります。それだけに生物の種類は大変豊富で、「生物遺伝資源の宝庫」と呼ばれています。植物においては、中国国内にある約3万の野生生物のうち実に6割が雲南省由来、固有といわれています。省都である昆明市は人口約500万人、その温暖な気候(平均気温1月10℃、8月20℃)から「春城」とも呼ばれています。

文化の面では、世界遺産である麗江、三江併流地域、石林をはじめ大理、シャングリラ、シーサンバンナなど観光地が数多くあり、また多数の小民族(バイ族、イ族、ナシ族など25民族)が住み多様な風俗を見せて、国内外から多くの観光客を引き寄せています。

雲南省の主要産業は、観光と農業です。茶(プーアール茶の世界的産地)、タバコ(中国一の産地)から果物類、キノコ(中国産マツタケは雲南産が主)まで、温暖な気候を利用した多岐に渡る農産物が栽培されています。

特に最近は花卉生産の理想の地としても注目されてきました。花卉分野に対する外資系企業の進出も除々に加速し、雲南省全体で外資系企業は2,000社弱(観光業、生物関係業、鉱産物業など合わせて)あり、うち花卉企業は約40社。雲南省政府も「雲南省をアジア一の花卉生産地に」という目標を揚げて、花卉企業に対しては税制面や資金援助などで積極的に支援していることもあり、台湾、韓国系をはじめ、日本やオランダ、アメリカからも続々と参入し始めています。